今日もまた仕事としてはのんびりだ.借りてもらったアパートの部屋に荷物を運んだりしたので自分としては忙しかったが、相変わらずスキスキの仕事だ.
昼飯はまたしても新たなソバ屋へ連れて行ってもらう.
いやぁ、山形の蕎麦はホントに食いでがあって 幸せだ.
訪問診療といっても都会とは違って山形はホントに移動範囲が広い.午後はだいぶ西の方で大江町というところへ行く.これはルーチンのエリアなのだが、近くに時期遅れのさくらんぼとか売っていないかどうか寄り道をしてもらう.
JAの売り場に行ってもらってさくらんぼは影も形もなかった.そして、チェリーランド(道の駅)というところへ行ってもらう.
目当てはさくらんぼだったのだが、なんか「トルコ館」というのが目についた.
・・・もしかして・・・
思えば20年ほど前、最初に就職した会社の同期と「夏スキー」に行こうと言って6月頃に車で月山に来たことがある.どこを通って月山に行ったかは全く覚えていないが.
リフトのなくなった月山でちょろっと滑ったあと、山を下ってたどり着いたのが寒河江の町だった.当時は山形県にかんする知識なんてナニ一つなかった.ドライブインみたいなところで味見のさくらんぼを渡された時、
「どうせほとんど味がしないんだろう」と思いながら食べたら、すさまじく上品な美味さに感動したのだった.それが初めて食べた佐藤錦だった.それまでは日本のさくらんぼなんて缶詰でシロップに漬けないと食べれない程度の全く味がないものしか食べたことがなかった.アメリカンチェリーの方が断然美味いと思っていたのだが、初めて日本のさくらんぼを美味いと思ったのだった.
山形も寒河江もよく知らなかったが、なぜかトルコと姉妹都市だということでトルコ館なるモノがあったのだった.
いやぁ、あの時のトルコ館に期せずして導かれたような気がする.
20年前にここでさくらんぼを食べて、試食した牛タンパックを買って、常温で持ち帰ったら家に着いた頃には腐っていたのだった.1泊2日?で1人で1700km運転した.なぜか日本海を見たり、途中で露天風呂に浸かったりしてずいぶん楽しんだ気がする.
当時のトルコ館にはたくさんトルコのお面が売っていた.もしもまだ売っているなら買っちゃおうかなと思いながら入ってみる.
まぁ、20年以上経ったということで完全に寂れていた.メインの地産品売り場からは微妙に100メートルほど離れているからわざわざ来る人も少ないんだろう.期待したトルコのお面も売っていなかった.
だが、間違いなく20年前に来たのはここだった.
ありきたりだが、トルコアイスを食べる.
夕方に製薬会社との面会をして、そそくさと空港へ.
羽田に着いてから本部の事務長と飲みに行く.
今さらながら常勤の雇用契約書を書く.
快適な職場にして行くには長い道のりだが、なんかの縁があってこうなったんだろうと思う.
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