いつものように、土曜日は出勤するもののとくに予定はない。
またしても10時ぐらいにチンタラと出勤すると、出がけの看護師に「午後に1件腰痛の人の往診がありますから」と言われた。
ということは、それ以外はまたしても書類仕事だということだ。
今日やらなければならないのは、本当は施設患者の検診データを見ることだ。先週半分ぐらいやっている。終わらせてしまえばスッキリすると思う。
だが、今日はなぜか紹介患者の返事を書くのがたくさんある。10人以上あるだろうか。
もともと、紹介患者の返事を書くのにそれほど時間をかけるべきではない。しかし、ここの診療所だとなんの方針も決まっていないまま勝手に治療されていることがしょっちゅうある。だから、紹介状をチェックしておくという意味では極めて重要な作業だと思っている。
返事そのものは簡単極まりない。
またしても、施設患者で意味のわからないのがあった。ケアマネから依頼があって内科的に訪問診療をして欲しいという人だったが、内科的には大きな問題なく処方はナニもない。大腿骨の骨折既往があってオペをしているらしい。その関係で週に1回の注射目的に病院の整形外科に行っているという。
いやぁ、うちでは二週間に一度、訪問診療と称して顔見て話しをするだけ。処方も何もナシ。その一方で病院の整形外科には毎週行っている。そしてその情報はうちには全く来ていない。
本来だったら、患者がどこか知らないところで何かの治療をされている・・・という状態だと在宅時医学総合管理料というのは算定できないはずだ。
もちろん、患者の病気を全て把握する義務があると記載されているだけで、本当に全て把握しているかどうかのチェックがされるわけではない。だが、査察かなんかでこの症例がピックアップされて、整形外科で何の治療をされているんですか?などと質問があったら、一発で終わりだろう。
こういうのでいちいちきゃぁきゃぁと騒いだところで体質はナニも変わるわけではないので、カルテに付箋紙をつけてコメントしておく。だけに留める。
大して書類仕事も進まないまま13時だ。車のディーラーに用事もあるので、昼飯は外で食べる。
こないだ美味いと思った冷たいラーメンだ。いやぁ、冷たいのに食っていると汗が出るほど辛い。しかもムダに辛いだけでなく丁度いい辛さだ。よくよく見てみると、唐辛子だけでなく生姜の薄切りがたくさん入っている。その味わいなのか。
昼飯を食って帰ってきたら、ちょうど往診に行く時間になったそうだ。うちで診療を開始してから2年以上経っているが、めずらしく僕は一度も行ったことのない患者みたいだ。
90才過ぎても元気そうなばぁちゃんだ。ここ数ヶ月、腰が痛くて朝にちょっと散歩する以外はベッドで寝ているという。まぁ家の周りを散歩して草むしりをするというから、寝たきりにはほど遠いのだろうがとにかく腰を痛がるというので家族が心配している。
まぁまぁ診察してみると、坐骨神経痛のようでシップだけでなんとかなるという。だが、整形外科の医者が診てくれたということでずいぶん喜んでくれている。
こういうのを見ていると、この仕事のいいところだろうなというのは改めて感じる。
夕方もとくに仕事が舞い込んでくると言うこともなく、18時でさっさと終わる。
昼にまたまたラーメンを食ってしまったので夜は絶食しようかとも思ったが、それなりに腹が減っているのでちょっと時間をずらしてスーパーに行ってみる。
ちょうど半額のシールを貼って回っているところだった。
いやぁこういうの懐かしいな。医学部の時は宇部のフジグランで、研修医の時は茅ヶ崎のイオンでこの時間帯のを狙って買いに行ったものだ。今ではその頃よりもはるかに時間はあるはずなのだが、そういう気力がない。
明日の朝飯分まで買って、730円だった。晩飯分はこれだけ。
昔のようにごっつい弁当を買ってモリモリと食べられればいいと思うのだが。
明日は日曜日だというのに医師会の講習会だ。
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