金曜日の午前中はいつもの通り施設の回診だ。
はっきり言って、仕事は手を抜けば抜くほど楽になる。安定している患者ばかりの時こそ、細かくみて気をつけなきゃイケないと思うのだが。だが、回診が早く終わるとみんな喜ぶというのがホンネだろう。
それと、ほとんどの(スタッフからの)訴えが 便秘についてだ。便秘だから薬を出してください、こないだの薬は下痢したのでやめてください、止めたらやっぱり便秘なのでまた薬をください。いやぁ、僕には不毛とも思う押し問答なのだが、一番時間がかかるところだ。下痢にも便秘にもならずに丁度よくだせるなんていう薬はないと思うのだが。
手を抜けば早く回診は終わる。もっと治療に重きを置きたい患者はたくさんいるのだが。
昼飯はこんなもの。
焼き肉の翌日だからちょっとは控えようと思うのだが、「チャーシューで麺が見えませんよ」などと言われると頼んでしまう。実際、分厚いチャーシューはアゴが疲れるほどだ。ラーメンそのものはサッパリしているのだが。
午後は小さな施設と在宅が一件。あっという間に終わる。しかも、在宅の方は誰も家にいなかった。まぁ訪問診療ではときどきあることなのだが、行ってみたら誰もいないというのは悲しい。もっとも、宅急便よりもさらに時間を守れないのが僕らの仕事だから、待っている家族も大変だろうというのは想像つく。
だが、誰もいないと思っていても、ときどき家の中で倒れていたりすることがあるから、それを念頭に入れてしつこいほどホントにいないかどうかを確認する。庭をウロウロしてALSOKに通報されるかも知れない。
診療が終わったら、今日は山形市まで講習会に行く。骨粗鬆症のコメディカル対象の講習会だ。認定医のポイントももらえるので行ってみる。
新潟からきた偉い先生の、患者啓蒙の取り組みの紹介だったがまぁ確かに偉い先生はすごいなと思う。そこで、敢えて
「寝たきり患者にどのくらい骨粗鬆症の治療を勧めますか?」
と質問してみた。私は勧めませんとのお答えだったが、やっぱり在宅とか施設とかは、一般的な治療対象の患者とは一線を画しているということなんだろう。
もらった弁当で晩飯。
正直な感想だが、コメディカル対象の講習会だからか、弁当はしょぼい。
応援よろしくお願いします→
>医学 ブログランキングへ[9回]
PR