仙台まで来たとはいえ、今回の学会はポイント集めに専念するつもりだ。
朝6:50に会場に着き、参加登録で並んでしまった。その時間でも並んでいる人は大量にいる。つくづく医者って、朝早いのはなんとも思わない人が多いんだなと感心する。
参加費が22000円、ポイント集めの方は1単位1000円。今回は12単位集める予定なので計34000円だ。
整形外科の専門医というのは、5年間に50単位集めないと更新できないことになっている。地元の医師会でも頻繁に講演会とかをやっていて、それで1単位ずつこつこつ集めるというのもありだが、学会に来れば最大20単位集められるので、はるかに効率的だ。何せ去年は大学病院にいたのに1年間で17単位しか集められなかった。とれるときにさっさと集めておかないと。
学会に行くと、コングレスバッグというのをもらえる。高尚な名前がついているが、単に学会の名前入りのエコバッグみたいなものだ。普通は質の悪いトートバッグみたいのだが、今回は仙台というのもあって特別らしい。
60種類から選べるというのは壮観だ。あれこれ迷ってしまうが最後は直感でこれをもらった。
単位集めというのは、1000円払って専門医カードというので登録した上で、それぞれの会場でもう一度カードを通して受講した証明になる。二日間に分けて6単位ずつ金を払ったので、今日も明日も講習づくしだ。ケツに褥瘡ができるかもしれない。
8時から一つ目の講習。これはまぁ普通の混雑程度だった。だが二つ目の講義は阪大の有名な先生の講義だ。数百人はいる会場はすし詰め。いやぁ混みすぎてやだな。と思うと、2階の方に桟敷席みたいのがある。誰も座っていない。
秘密の階段みたいのがあって、それを上がると桟敷席にたどり着いた。
斜めからだがゆったりと見られる。1階のすし詰めを見下ろしてほくそ笑む。こういうことをしているから、目立ったり組織で嫌われたりするんだろうな。いままで誰も座っていなかったのに、僕が座っているのを見てあとから数人やってきた。まぁお目当ての講義をゆったり聴けたので満足だ。
そんなところに座っていて目立ったのだろう、なんと3年前に一緒に働いていた後輩が僕を見つけてくれた。医局を辞めたばかりなので会いたくない人はたくさんいるが、こういう機会だからこそ会いたいと思う人も数人いる。もっとも会いたい一人だった。なんと日帰りで1日だけ参加するという。じゃぁ帰る前に晩飯でも一緒に食おうということになる。
4つめのランチョンセミナーで昼飯。
昼の時点で4つも聞いているってなんて優秀なんだろう。
ノーベル賞受賞者の講演もあった。
いやぁ、やっぱ勉強しなきゃなといろいろ考えること多い。
17時前には学会会場をあとにして、土産を買いに行く。まぁ別に買っていく義務はないのだが、なんとなく買ってしまう。
そのあとは後輩と晩飯だ。
牛タンを食いながらゆっくり近況を・・・と思ったが、定食をさっさと食べる店だったようだ。旨い牛タンを食ってソッコーで退出。近くの喫茶店でしばらくしゃべる。
お互い、今後の自分の将来計画についてはまだまだ不透明だが、少なくとも実力がなきゃいけないな、と痛感する。
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