もどかしい

水曜日はとんと存在価値が低下している週一外来だ．その割に、最近は病院全体の受診患者が増えているのか、人数だけはたくさん来る．

といっても午前中一杯で２５人だが．何が悪いかよくわからないが、ほんと仕事が進みにくいので、月曜日の僻地病院に比べると倍ぐらい時間がかかる．外来が終わったのは１３時ぐらいだ．

いつもの通り昼の粗食．



以前はちゃんと昼飯を食堂で食べていたが、オペにほとんど入らない今の生活では、人並みに食事を取っていたらブクブクになってしまう．

最近は僕の存在価値はほとんどないが、今日は部長がお休みということで外傷のオペばかりだった．それなら多少は手伝いになるか．

アキレス腱のオペ．２人でやるオペだから僕は消毒を手伝ったり外野からあぁだこぅだと能書きを言う係だ．まぁ仮に僕がいまオペに入っても、アキレス腱のオペぐらいだと自分でやらないで下っ端にやらせることになる．まぁ見ていてもどかしいこともどかしいこと．僕に教えてくれた上の先生達も、みんなそう思いながら前立ちをやってくれていたんだろうな．

その次はMallet fingerのオペ．指の伸筋腱損傷でピンニングをやる．



いやぁ、幅が１ｃｍもない骨に１ミリのワイヤーを刺すのだから細かい作業であることは確かだ．だが、もう見ていられないぐらいもどかしい．助手をやっていたのは僕の同期で、あんまりあぁだこぅだと言わないヤツだ．なんでもいいからどんどん刺せと思うのだが、二本のワイヤーを入れるのに３０分以上かかっただろうか．

まぁ人のオペをとやかく言うモノではないが、僕もまたオペをやる時のためにまともな感覚は失わないようにしておきたい．




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