月曜日とは打って変わって火曜日はヒマな外来だ.だが、今日は13時からエコーの器械の説明会があるので、恐らくろくにメシは食えないだろうとの予想.
朝のスタートは、 延々と話の長い方々が続く.認知症でもない限り、話の流れでなんとなく終わりにしなきゃというのはわかるだろうから、僕は敢えて話をぶった切るようなことはしない.だが1人15分以上も診察とは関係ないところで話が続くと、3人診たところでもう10時だった.
それ以降も大して患者が来るわけではないのだが、結局タイミング悪く終わったのは12:50ぐらいだった.業者のことだからアポの時は早めに来るだろう.
予想通り昼飯を食う時間はロクにない.
2本食べたところで業者が来たとのこと.
他院からのお下がりでもらったエコーの器械だが、正直なところうちのクリニックにはエコーを使いこなせるドクターは1人もいない.ほとんど、電源を入れたあとには操作がわからない、というところから説明してもらう.
10年以上前の製品らしいが、十分に使える.今までは見るたびに深度を変えたり輝度を変えたりしてようやく写っているレベルしか見えなかったが、なんのことない、検査の部位によってプリセットが設定されているところがあった.「お腹」とか選択すると自動的にちょうどいい設定になるのだった.
まぁ誰でも使えるように作らなきゃ売れないだろうから、そんなの当たり前か.
午後は15時からだが、もうすでに患者は来ていた.ほんとにおもしろいぐらい、1人終わったら次が来るという感じで楽な割にはぜんぜん途切れることがない.
そして、18時過ぎてから何人も子供が来る.親の都合でその時間に連れてくるんだろう.
先週、僕が休んでいる日に紹介できたという子供の骨折患者.指の骨折でシーネを付けているという紹介状だ.しかも、紹介状は2週間前の日付だ.紹介状についていたレントゲンを見ると、思い切り転位しているのを徒手整復している.いやぁ、これをオペもしないで開業医に紹介してくるのか.
子供の指の骨折というだけで、普通の整形外科医ならイヤな予感がするはずだ.先週診た代診のドクターは「転位ナシ、このままで」とカルテに書いてある.だが、先週のレントゲンはロクに写っていない.
撮ったらこれだ.
恐らく整復した翌日ぐらいにはこんな状態だったんだろう.一週間後にどっかでレントゲンを撮ってと言われたのが先週だったようだ.子供で二週間経っているとなると、これはオペもかなり大変だろうなと思う.もちろん明日すぐにオペできる病院へ行ってくださいという紹介になる.
いやぁ第一線を離れても、普通程度の診察はできるように維持しておかないとと痛感する.
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