なんか一週間が経つのが本当に早い。
先週は学会と引っ越しと同窓会みたいのが続いてヘロヘロになっていたが、今日はそれほど立て込んでいたわけじゃないのにヘロヘロだ。
それにしても、月曜日の外来になったというのに患者数は全然減らない。むしろ新患が増えた気がする。いつもの通り、整形外科的なスッキリした患者はほとんどおらず、時間がかかるのは他の病院でナントカいわれたのの相談というヤツだ。
いやぁ、検査もせずに30分も話し込まれたら、外来が進むわけがない。これって保険診療外のセカンドオピニオンで算定していいんじゃないかと思う。
脊椎のオペをしたいからナンとか病院に紹介状を書いてくれという人。一回しか診たことのない患者だが、そりゃぁ大学病院レベルなら、内容が全くなくても紹介状を持ってこいと言われるだろう。
だが、念のために、患者が希望しているナンとか病院に脊椎外科があるかどうかネットで調べてみた。整形外科と脊椎外科は別の科になっているところが多いからだ。案の定、そこの病院に脊椎外科はなかった。
いやぁ、こんなのってシレッと知らん顔してそこのナントカ病院に「脊椎の手術をお願いします」と紹介状を書いてしまえば楽なのだが、本人も向こうの病院も困るだけだろう。結局、余計なお世話かも知れないが、その患者が通院できそうなところで脊椎外科のある大学病院を探してあげる。
たかが3行の紹介状を書くのに、この手間だ。
その直後に来たのは、たまぁに外傷で来る施設入所中の高齢者だ。いつも詳細不明で非常に時間がかかる。だが、今日は元気そうだ。
なぜかカルテに紹介状がついている。そこの施設の契約医みたいなところからの紹介状だ。
「全身が痛いようなのでMRI検査をお願いします」
おいおい、どこが痛いか診察する能力がないのは仕方がないにしろ、単なる診療所にMRIお願いしますって、MRIの機械があるかどうか調べてから紹介状を書けと言いたい。
こんなクソみたいな紙1枚で、2500円もらえるわけだ。紹介状なんて、大半がこういうクソ紙だ。
以前も思ったことがあるが、ホント、大学病院の目の前に掘っ立て小屋を建てて「どこにでも紹介状書きます」クリニックでも作りゃぁ楽で楽で儲かるだろう。紹介状の中身は、
「よろしくお願いします」
ひとことで2500円とれる。
まぁこういうクソみたいな紹介状を見ると、さっきの患者にちゃんと行き先を調べてあげたのはムダな努力じゃないんだろうなと思う。
紹介状で思い出したが、先日、僻地病院から人工関節の紹介状を隣市の市立病院に書いた。片側の膝をそこでオペしてもらっているという患者だ。普通は、慢性疾患の患者を紹介したら喜ぶはずなのだが。
そこから来た紹介状の返事。
たったの一言。オペやりたくないのかね。
このところ胃もたれ続きだったので昼飯は食わないで昼寝をしようと思っていたのだが、思わず誘われてしまう。
辛くはしなかったので、たぶん腹が痛くなることはないだろう。
午後も一度も患者が途切れることはなかったが、最後の最後にクレーマーが来た。いやぁ勘弁して欲しいな。はいはいはいはいと、希望通りにレントゲン撮ってクレームを言い始める前に終わらす。それでも18:10になってしまった。
帰りの新幹線にはなんとか間に合う。
駅弁を買う時間もあった。
選ぶ時間がないから近いところの弁当を取ったのだが。駅弁って牛肉が多いな。
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