山形県で訪問診療の院長になりました
すでに山形2日目なのだが診療はまだ1日目だ。今週は金曜日が祝日ということもありなんとなく曜日感覚がつかめない。

朝からちょっと遠目の家を数軒の往診。1人はちょっとシビアなムンテラがあった。5月ぐらいから急激に歩けなくなった高齢者。近くの総合病院であらゆる検査をした(という説明があったらしい)が何もわからず、途中で肺炎になって生死をさまよったという。何もわからないまま数ヶ月の入院をして、もちろん歩けなくなったままそろそろ退院してくれということで在宅診療になった。

僕が診た初診時から横隔神経麻痺、喉頭神経麻痺、三角筋麻痺があったので、脳と内臓になにも病気がなければ、重篤な頸椎疾患を考えるはずの病態だ。紹介状には「頸椎のヘルニアがあるようで・・・」と記載されていたが、病院に問い合わせると頸椎のCTもMRIも撮影していないという。

なのでここ2ヶ月ぐらいずっと、頸椎のMRIを撮った方がいいと言い続け、ようやく撮影してきた。後縦靱帯骨化症だ。あちこちで頸髄が圧迫されている。いろんな考え方があるだろうが、頸椎のオペをして良くなる可能性にかけるか、今後は気管切開でチューブを入れて寝たきりのままになるかどちらかだろう。

そういう厳しいムンテラをして時間がかかったので、昼はちょっと遅め。



鶏蕎麦にはちがいないが、今日は鶏きしめんというのを頼んでみた。


午後はまたしてもムンテラがある。大した病気はないが、文字通り老衰で廃用の高齢者だ。もう歩かなくなってから何年も経つ。遠方に住んでいる家族という人が、なんでこんな状況になっているんだか教えて欲しいと。

一般的にいって、同居していない家族の意見というのは面倒くさいことが多い。家で毎日せわをしているわけじゃないから、好き勝手なことを言えるのだ。病院にいたときには、蘇生措置はしないでいいという家族の同意をとった後から、遠方から来た親戚という人達が治療方針を覆すように大騒ぎをすることはしょっちゅうだ。

この人も寝たきりで拒食、拒薬がある。大した基礎疾患はない。それをどこまで治療するか。点滴をすればそりゃ少しは元気になるだろう。だが病院じゃないから、その点滴をチラチラと時々診てもらうのは同居の家族だ。家族内で方針が決まらず不毛の押し問答をそばで聞いているだけになる。


というわけであっという間に夜だ。今日は東京の本部から何人かきているので、またしても焼き肉になる。


うちのこういう飲み会にルールはない。だから最初からビビンバを頼んで肉を食いながらご飯ものを食べる。



こないだと同じ焼き肉屋なのだが、なんか旨くない。よくよく考えてみたら、今日注文されているのは普通のロースやタンだ。つまり大した脂がのっていない。肉の等級としてはいいのかも知れないが、僕はまったく魅力を感じない。

結局これを頼む。


やっぱ焼き肉を食べるというのはこういう肉を食べるもんなんじゃないか。1人でこれ1枚食べてしまった。これでようやく満足する。

もちろん今日も酒は一滴も飲んでいない。食った分のカロリーを消費できるとは思わないが、今日も真っ暗闇を6キロ走った。




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自己紹介:
脱サラ医者

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東京大学農学部獣医学科
持田製薬安全性研究所
山口大学医学部卒業

現在:
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