来週ちょっと講演会を頼まれているのだが、そのスライド作りに難渋して眠くてしょうがない。
水曜日は今日もまた存在感のない外来だ。雨が降っているのもあっていつも以上に患者は少ない気がする。
病院の外来をやるって、オペをやっている病院だったらいかにオペ患を入れるかが重要だと思っている。ここの病院はがっつりオペをやっているところなので、慢性疾患でも積極的にオペを勧めるようにしている。外傷だったらなおさらだ。
今日は肩の骨折と手首の骨折患者が来た。まぁ両方ともしばらく保存で診て・・・というのもありな感じだったが、少なくともオペすれば翌日からすぐ動かせる骨折だから2人ともオペを勧めた。だが、あとで常勤医にそれを伝えると、上肢の骨折なんて保存でいいかな・・・などといっていた。まぁ実績を気にしなきゃならない部長と、下っ端では考えることが違うのは仕方ないのか。
それとはまったく別に、前胸部が痛いという中年の患者。怪我はしてないが一週間以上ずっといたいという。忙しくて滅多に病院なんぞ来れないから、今日中にどんどん検査をやってくれという勢いだ。まぁ内科的な疾患がなければ前胸部の痛みなんぞ気にするもんじゃないと言いたいが、これまた病院の収入を考えたら検査を入れた方がいいんだろう。一般的には整形外科だと初診時のCTは保険審査上で面倒なことが多いのだが、それは事務方の仕事だろう。
で、胸腹部のCTを撮ってみたら、これ。
肋軟骨のレベルだが、わずかに骨折のようなものが見える。痛い部位と一致しているので、これが原因なのか。はたまた胸肋関節の痛みなのか。まぁいずれにしてもやることはないのだが、患者は安心してくれたようだ。
昼飯はこんなもの。
午後は久しぶりにこれのオペに入る。
ここの病院は大半が脊椎のオペなので、いつもは入るスペースがない。僕がはいって役に立つオペが少ないのが、存在感の薄い原因だとは思うのだが。久しぶりに人工骨頭だ。自分ではもう1年半以上やったことないが、前立ちで下っ端くんの助手をやる。人がやっているのを見ているといろいろと言いたいことがたくさんあるのだが、はたして自分で久しぶりにやったら思っているとおりに上手くできるのだろうか。
まぁ3年ぐらい留学していて全くオペをしていなかった先輩が、帰国して一週間もしないうちに当たり前のようにオペをしているのも見ているから、その場になったらなんとかなるのだろうか。いずれにしても、腕が忘れないうちに自分で執刀せねばと思う。
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