悪いですけど、本音いわせてもらいます
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プロフィール
ニックネーム:
Jay
性別:
男性
職業:
医者
自己紹介:
脱サラ医者

経歴:
国立大学農学部卒
民間会社研究所勤務
国立大学医学部卒業
中堅研修病院

現在:
整形外科

趣味:
アコースティック・ギター
最近は洋楽しか聞かない
競馬
野球(見るだけ)
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いやぁ、昨日の当直はゆったりだなどと書いたが、僕が当直するときにそんなことは許されないとつくづく感じた.

結局、晩飯を食った後は働きづめで寝たのは3時だ.当番病院じゃないから受けなくていい、などと言われたところで、他科でオペ後の患者とかは受けざるを得ない.そして、最後のとどめは内科当直医が紹介で受けた発熱と頸部痛だった.

0時頃に内科当直から電話がかかってきて、診てくれと.ったく、首が痛くて熱が出ているんだったら髄膜炎だろう.いちいち整形に聞いてこなくたって、入院させてから日中に診察すればいいレベルだ.

そんなことを思いながら見にいく。聞いてみると、寝違えたかのように首が痛くなってその2日後に発熱が出たと.だから髄膜炎じゃないんじゃないかと言うことだった.もう首を痛がって痛がって、項部硬直を診察するレベルではない.

採血はしたというが、炎症反応がちょっと上がっているだけ.髄膜炎を否定するんなら髄液検査ぐらいやってほしい.まぁ、神経内科でもなければ髄液検査なんて滅多にやらないから、できないんだろう.

首のCTと髄液検査は僕がやることに.

整形外科は脊髄腔造影をやるから、腰椎穿刺はしょっちゅうやる.よくやる手技だが僕らはレントゲン透視をみながらやる.ブラインドで刺すことはしない.真夜中とはいえ、いつもやっているやり方でやった方が無難だ.

ものすごい巨漢.腰椎穿刺の針が皮膚に食い込むぐらいまで差し込んでようやく髄液が出てきた.とてもブラインドでは刺せなかっただろう.髄液は見るからに綺麗だ.

髄液検査の結果が出るまでCTの画像をチェックしてみる.最初はなんともなさそうに見えたのだが、環椎の周囲になんとなく石灰化みたいのが見えた.ちょうど歯のアーティファクトがはいってはっきりしない部位だが.



歯突起周囲になんとなく輪がかかっているようだ.なんとなくどこかで聞いたような首の病気を思い出す.

Crowned dens syndromeとかいって、誘因なく首が痛くなる病気があるらしい.学会でうわの空で聞いた記憶がある.調べてみると、発熱、軽度の炎症、激烈な頸部痛.そしてCTで歯突起周囲の環状の石灰化.

自分のうっすらとした記憶があたっていたようだ.もちろん初めて見た.

ステロイド投与でよくなるようだが、子供が小さいから入院もしたくない、ステロイドも使いたくないと.この痛みの中で頑なだ.まぁ原因がわかったから帰るのはOK.大量の痛み止めを出して帰す.


いやぁ、救急当直なんて最近は勉強になることなんてほとんどない.研修医が診てくれというレベルの疾患ばかりだからとてもじゃないけど前向きに取り組めない.しかし久しぶりに勉強になる症例がくると、ちょっとは当直してよかったのかも知れない.

まぁ、いずれにしても、当直あけは使い物にならない一日であることだけは確かだ.







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