生まれも育ちも都会だが、とてもとても都会なんかに住みたくないなと思う今日この頃だ。
山形での生活がメインになったとはいえ、仕事中に息つく暇もないのはあんまり変わらない。
出勤したら書類と検査結果のついたカルテの山。それに目を通しているとあっという間にミーティング。施設の回診に行く前にちょっとでも書類の山を片付けようとするが、うちの職員が薬を処方して欲しいとか自賠責の書類を書いてくれとか。
施設の回診はだいたい2-3時間かかる。それに加えて老衰の人のムンテラとか、転倒して骨折した人の家族に、手術をしなきゃならない骨折だというのをとくとくと話したり。商売的なことを言ってしまうと、こういうムンテラというのは保険算定できないから、1円にもならない。仮に再診料で算定したとしても数百円のレベルだ。ほかのドクターはどうやっているのか見てみたい。
そんなことを思っていたら、もう1人老衰の人のムンテラ・・・というか海外から帰ってくる家族に休日にムンテラをしてくれという依頼。今週末は学会でいなからムリだというと、じゃぁ家族あてに説明用紙を書いていってくれと。症状経過をカルテひっくり返してわかりやすく書くのだから、1時間ぐらいかかってしまう。もちろんそんな仕事も1円にもなるわけじゃない。
金がうんぬんよりも誠意を持って診察だの説明だとすることが信頼を得る唯一の手段だろうと思ってやっているが、あまりの仕事の多さに、いいように使われているだけかなと思う時もある。
昼からはさらに厄介なムンテラが一件。超挿入困難の尿道カテーテルを入れた後に、ようやく昼飯を食える。
もっとも、訪問診療の道中で昼飯だから、あんまり休憩した気にはならない。
30分ぐらい西の方に車で移動して6人の診療だった。もちろん車の中では居眠りをしてしまう。
戻ったら今度は製薬会社のMRの面会だ。まぁこういうのもムゲにしていたらなんの情報も得られなくなってしまうんだろうなと思って丁寧に応対する。
終わったと思ったら、今日は飛行機で羽田まで戻る。
明日は朝の8時から学会だ。
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