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こじんまりと開業しました
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三連休が明けて世間では元通りに日常が戻っているのかどうか、田舎に住んでいるのでよくわからない。家の周りでも僻地病院の周りでも、お盆で普段とまるで様相が違う。

昔からお盆というのはよくわからない。もともと祖母が7月にお盆をやる人だったし、お墓参りは毎月行っていた。僕もそれに連れられて何回となくお墓参りに行ったものだ。だから、「お盆てナニするの?」との問いに「お墓参りとか・・・」と答えられるとなおさらピンとこない。

とはいえ、僻地病院の周りではお盆で大忙しだから外来患者は激減するし、道路は休暇と思われる県外ナンバーで賑わうみたいだからあちこちで渋滞している。僕にとっては通勤が大変で、仕事そのものは楽でしょうがない。

午前中は30人の外来。この程度だと余裕を持って診られる。12時ちょっと過ぎに終わってしまった。

先週の歯が痛くなって以来、またしてもジョギングから遠ざかってしまっているのであんまりカロリーをとらない方がいいと思いつつも、昼飯は医局に置いてあったこれ。




今日はカロリー表示は見ない。



スープがついているのはいいことだが、それに気をとられてふりかけをかけるのを忘れてしまった。もったいない。


14時近くまで昼休みでいいんだろうから、かなりの休憩時間がある。だが、こういう時にあまり頭が働かない。ボーッとしてゴロゴロしているとあっという間に午後の外来で呼ばれる。

だが、何のことない、ほんとにパラパラ来るだけだ。17:30まで受け付けしていて、5-6人。外来を開けているだけもったいない気がする。

かたや、研修医だの後期研修医だのが救急車を受けてアタフタとやっていたようだが、ふざけたことに、なんと看護師を通じて僕にレントゲンを見てくれといってきた。まぁナニを考えているんだろうかと思うが、傷の縫合で困っているようだったがそんなふざけたヤツを手伝う気にもならない。患者に対しては偉そうに診察しているが、コミ障か。

いやぁ、ほんと仕事全般にやる気が起きない。せっかく体調はかなり良くなっているというのに、仕事のことを考えると毎日が憂鬱だ。

明日は、午前中だけ外来をやったらまたまた乗馬に行く。






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昨日は病院泊だったので、起きたら着替えてすぐ外来だ。

朝飯はこれ。

 


昨日あれだけ事務長に文句を言ったにもかかわらず、今日の外来は43人。8:30から11:30までの3時間でこれだけ診るって、いったいどういう状況なんだか。

文字通り僻地なので、小さな集落の誰かがあの先生のところがいいよ、と言い出すとあっという間に広まるというのはわかる。だが、集落ごとに集団で来るため、一つの集落から団体で来られると一気に患者が増える。

まぁ僕が患者の話をよく聞くというのが噂になっているんだろうが、こんなに時間がない状況でまじめに話しなんぞ聞いているヒマは無い。どんどん診察は雑になっているだろう。

そして事務長から受け付けの方に、研修医にちょっと診せろという通達があったことで、なんだか事務は大騒ぎだったようだ。

「研修医の先生は外科の診察だから外科で受け付けして、検査をしたら整形へ・・・」

そんなシステムのコトなんてどうでもいい。ヒマであくびばかりしている研修医に、ちょっとぐらい診察させてレントゲンのオーダーぐらい出させるののナニが大変なんだか。

結局研修医は、整形のついでに目薬が欲しいといった患者と、腰痛の患者にレントゲンをオーダーしただけだ。

40人以上診て11:30ぴったりに終わること自体、僕には異常だ。まぁ考えてもしょうがない。


昼飯はこれ。



久しぶりに平田牧場の豚カツを食った。まぁ110gの小さいヤツだから、腹7分目ぐらいだ。

夕方に乗馬に行って、二週間ぶりでかなり打ちひしがれる。コンスタントに乗るのが重要なのだろうが、毎週のようにあっちへこっちへ行っているような生活だと全然時間が取れない。自分の身体をいたわることも含めて、本気で今後のことを考えねばと思う。




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今日は4:59の電車に乗って羽田へ。

あぁこんな時間だというのに電車は殺気だった通勤客でけっこうな混雑だ。いやぁ車で羽田に行くなら、5時に出たら5:45ぐらいには着く。電車だと、ちょうど1時間半だ。いやぁばかばかしい。


ちょっと時間があったのでラウンジへ。



おにぎりを食べたい気分だが、機内食が出るから食べる必要はない。

今日は48番ゲートとかいうサテライトのとんでもなく遠いゲートだった。北ピアのソートー遠くまで行ってからバスに乗り、そこにゲートの建物がある。ものすごく遠いから、客が集まるのが遅くなるのは当然だ。

バスでサテライトゲートに着いた時、地上係員の言い草。

「間もなく飛行機の扉が閉まります」

バスから降りてくるのは全員がその飛行機の客だ。ここまで連れてきて、飛行機の扉が閉まりますはないだろう。些細なことかも知れないが、自分の言っている言葉の意味はわかっていないんだろうか。


機内食はこれ。



やっぱり羽田―庄内便の朝食がこのサンドイッチなんだろう。これなら持って帰っていいんだろうが、今日は腹が減っている。

庄内空港からは送迎の車で40分以上かかるが、その間は爆睡。目が覚めた時にはどこにいるんだか把握できないレベルだった。

いやぁ、仕事なんぞできる脳ミソじゃないな。


電カルを立ち上げると、35人ぐらいだった。先週より10人少ないから、まぁ許容範囲だろう。それにしても、新患の多いこと多いこと。中には以前僕が診察したことがある人もいたが、去年の3月から電子カルテになっているので、それ以前の紙カルテ時代の診察については把握のしようがない。

今日は大して気になる患者はいなかったかな。

敢えて言えば、橈骨遠位端骨折の高齢者。レントゲンでほとんど転位していないので、画像上では非観血的整復は必要ないレベルだ。だが、病院の収入を考えれば敢えて透視下でちょっとでもいい形に整復する方が高い点数がとれる。

もちろん今の僕はそんなモチベーションはない。そのままシーネ固定だ。


12:40に午前の診察が終わって、またまたこんな昼飯。



キューピーヘルシーお粥、最期の一個だ。また買うかどうか迷う。


午後はいつもの面々だった。あまり訴えは多くなく、定型的なことだけで終わるから気が楽だ。午後まであわせて50人ちょっとだったので、まぁ楽な方だ。

事務長と喋る時間があって、最近の頭にくることをさんざんぶちまけた。研修医が入院患者を断っていること、資材係のオッサンが装具の注文を忘れてやがったこと。水曜日は午前中で帰るの解っているくせにわざわざ老健だの施設だのの患者を11時過ぎに連れてくること。

となりで研修医はボーッと座っているんだから、さっさと患者を診察して採血だのレントゲンだのやっときゃよっぽど早く終わるのだが。

他科からの患者も整形に丸投げだ。

当直の時間帯に腰痛が来たって、ここの病院の当直だったら内科医だってレントゲンぐらい撮ってそれなりに診察するのが当たり前だった。今は腰を触りもせずに湿布だけ処方して整形の日に来いって言っているだけだ。

文句を言ってやりたいが、腹が立ちすぎてなんと言っていいかも解らない。


晩飯はまたまた村上市内まで食いにいく。



うーん、まぁ普通のラーメンかな。



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毎週のように文字通りのBlue Mondayだ。


4:30に起きて庄内空港まで1時間半かけていく。今日はわけあって軽自動車だったので、天気がいいとはいえこのドライブはキツい。

だが、先週からふたたびプレミアムクラスに乗ることにしたので、機内では快適なはずだ。車の中でパンを食ってしまったので、機内食は昼飯用にとっておこうと思ったら、これだった。



このタイプは持ち帰り禁止だそうだ。朝はいつものサンドイッチみたいのだとばかり思っていたら、このクソ暑い中、これなら断られても仕方ない。機内で完食する。


たかだか50分ぐらいのフライトだが、天気がいいと気分がいい。



本当に遙か彼方だが、富士山が見える。


そんな優雅な気分も束の間だ。急いだら9時ギリギリの、普通に歩いたら10分遅れの電車になる。京急蒲田から蒲田駅まで普通に歩いたら15分ぐらいかかるのだが、ギリギリ電車に間に合うためにこの道のりを走る。

朝っぱらから30度以上のところ、軽いとは言えない荷物を持って汗だくになって人混みの中を走る。

何でこんな思いをしなきゃならないんだ。


診療所に着くと、このクソ暑い中で待ち合いはごった返している。いやぁみんなすごい体力だな。

今日は比較的みんな穏やかだった。因縁をつけてくるような訴えの人もおらず、順調に進む。

両側のTHAと脊椎のオペをした高齢者。とにかくとにかく以前は(オペ前は)30分以上話すのが当たり前だった。オペ後には通院が大変でしょうということで訪問診療にしてもらっていたのだが、元気になって通院できるとのことで、再び外来に来ている。

家から500メートルぐらいの道のりらしいが、今日はついに自力で歩いてきたとのことで大喜びだった。

だが、その気力は認めるも、なぜこのクソ暑い日に頑張るんだろう。10分ぐらいの診察中は滝のような汗がだポタポタ垂れていて、机、椅子、床に怪しい水滴がたくさん落ちている。診察が終わったあと、その水滴を拭いているうちに次の患者が入ってきてしまった。

座りたくないだろうなと思う。


かくいう僕も、昼休みは延々と歩き続ける。朝飯はたっぷり食べたとはいえ、すでに腹は減っている。昼飯はこれ。



僕も診療所に戻ったら汗だくになっている。


午後もまた、面倒な訴えの人はいなかった。長時間コースの面々が3人ほど来たのだが、スッと終わる。暑い割にはみんな体調がいいのか。

18時になったら、またまたMRが来ていた。ったく、もうここの診療所でMRと話す気は全くないのだが、それにしてもこれから急いで帰る身にとって、仕事が終わってからMRと話す時間なんぞあろうはずがない。


今日は復帰2回目の英会話にいくつもりだ。行ったこともない溝の口で降りる。

晩飯はこれ。



食べログで評価が高かったが、残念ながら味もボリュームも評価に値しない。敢えて言えば麺の湯切りがしっかりしてあったことか。

英会話のインストラクターは、よりによって両側のTKAをやったという人だった。そこだけ話が通じるが、あとはちんぷんかんぷんだ。




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最近は異常な新患の多さで、異常に時間がかかるようになった。今日は飛行機で帰るから30人ぐらいで制限してくれと、ついに患者制限を頼んだにもかかわらず、あっという間に40人。

全く診察する方のことなんか考えてないんだなと痛感する。外来ナースがものすごく協力してくれたので、なんとかその40人は終わらせて飛行機に乗ることができた。

仕事って、そこで続けようと思う気持ちがあればこそ頑張るのであって、気力が途切れるとイライラするだけだ。

全てが限界な気がする。





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今日は久々に羽田から僻地病院への通勤だ。



3ヶ月ぶりのプレミアムクラス。ここ4-5回はANAに乗っているとは言え、エコノミーでくつろげないのがありありだった。短時間とはいえ、朝飯も食えるしゆっくり身体を伸ばせるし、やっぱ自腹を切ってもプレミアムにしようと思う。

朝の羽田発は確かに久々だが、それを電車で行くのも久々だ。確か4月16日も同じように電車で羽田まで行ってANA便に乗ったはずなのだが。今日は1本遅かったようで、手荷物検査のところで「締め切りました」とかいって機械がピーピー鳴っていた。まぁ飛行機が動き出すまでは全く問題なく乗せてくれるんだろうが。


4時半起きだから眠くてしょうがない。送迎の車の中では完全に爆睡してしまった。気付いたらもう病院だ。

病院に着いてからもまだ眠くてしょうがないのだが、電カルを立ち上げてみて唖然。すでに40人以上の患者がいる。いやぁ気が遠くなるな。

またまた開業医の友達のセリフだが、新患が来ると、やった!と思うそうだ。そりゃ新たな患者が来た喜びと初診料を取れるという喜びが入り交じっているんだろう。だが僕にとっての新患は、あぁ時間かかってしょうがないなぁという感じだ。

40人ちょっとのうち、10人が整形の新患。初めて病院に来た人が半分ぐらいいる。いやぁ、いままで酒田の開業医まで行っていたとか、新潟のリウマチの医者に診てもらっていたとか、なぜ僕のところに来るんだか。月曜日の外来と違って、十分治療してやろうという気持ちで今までやって来たが、もう負担が増える一方で気力が続かない。

新患には、ここで全部できますよみたいなことはほとんど言わない。もうリピーターだけで手一杯だ。

午前中が終わったのが13:30。昼飯はまたしてもこんなものだ。




30分休憩して外来に降りると、すでに午後の患者が十数人まっている。いやぁ、今日はほんとに終わるのかな。

午後の方が空いているから敢えて狙って来ている人も多いが、今日は14時に受け付けした人が16:30の診察だった。もう午前も午後もほとんど変わらない。

まぁ新患が多いのもそうだが、数日前に研修医が入院希望の高齢者を追い返している。歩けないと言って受診した人を、原因がわからなくて診断がつかないから入院にならんと言ったそうだ。しかも職員の家族だ。

いやぁ、そういうのの後始末をなんで非常勤の身分で僕がしなきゃならないんだろう。こういうところで気力を打ち砕かれていくんだろうなと思う。

今日の診察は80人。喋りすぎて声がかすれるのと、注射の時の立ったり座ったりで自分の膝と腰が痛い。


今日は病院泊だ。車を借りて村上市内まで晩飯を食いに行く。



ショッピングモールは、いやぁ驚くほど閑散としている。場末感がすごい。これなら山形の方がはるかにマシだ。



評価が高いから期待して来てみたラーメン屋。

うーん、魚介系のラーメンとのことだが、どぎついのをさんざん食べた身からすると、中途半端だ。





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昨日開業医の友達が言っていたことだが、天気が悪いと極端に患者が少なくてゾッとすると。まぁこれは僕も雨が土砂降りの時はかなり実感する。

だが、灼熱でも客足が鈍いのは同じみたいだ。9時台にはたったの2人。10時過ぎてからぼちぼち待ち合いが少し賑やかになる。だが、座るスキマは十分あり、いつもよりさらに閑散としている感じだ。

僕と同世代ぐらいのいつも眠剤をもらいに来るあんちゃんが、今日は足を引きずってきた。眠剤を飲み過ぎてコケたのか?と言いたくなる感じだが、一ヶ月ぐらい前に子供と野球をやっていてふくらはぎが痛くなったそうだ。接骨院で「腓腹筋挫傷」の診断書をもらって仕事を休んでいたという。

挫傷の割に延々と痛くて、おまけに踵にコブみたいのが出てきたというので慌ててきたそうだ。もちろん一ヶ月もその状態で生活していたわけだから、レントゲンを撮っても骨折はしていない。だが、うつ伏せにしてThompson testをやると、明らかにアキレス腱断裂だ。

まぁアキレス腱断裂はオペしなくても治るとはいえ、「挫傷」の診断だったからストレッチをしたりアキレス腱の周囲をマッサージしたりしていたそうだ。

さすがにそれでは、自然に治るはずのものも治らないだろう。今さらギプスを巻いて固定したところで大きなメリットはないだろう。サポーターを巻くのと、ストレッチ禁止でしばらく経過を見ることにする。

もっと早く来ればいいのにと思うが、やっぱり週に一回だけ整形外科なんていうシステムで患者をまともに診ようというのが間違っているんだろう。


昼にはまたまた話のつまらないMRが来たようだが、お断り。さっさと昼飯に出る。



あちぃ・・・歩いていても、立ち止まっても下着の中で汗が流れているのを感じる。


最近はいつも、昼休みは散歩の時間にしている。二時間ぐらい自由時間があるので、いかに有意義に過ごすかが、この最悪の月曜日には大きな課題だ。

歩き疲れたところで昼飯。



安っぽい感じのラーメン屋だが、やっぱり僕の中で一番好きなのは九州とんこつのラーメンみたいだ。面はもちろん硬め、見た目よりも脂っこくないスープ、必ず乗っている分葱ときくらげ。

食後は歩きながらアイスを食うが、溶けるのと戦いだ。




午後もあんまり患者は来ない。今日は暑ささまさまだ。こんなことを言ったら、昨日の友達にはふざけるなと言われそうだが。

風邪をひいたという大学生。それなりに鼻声だが、熱は36度台。一週間ぐらい具合が悪かったというが、ちょっと咳と微熱が出るぐらいで普通に生活していたようだ。症状的にはあまり大したことないですね、といって風邪薬を出そうとすると、

「今日、大学の試験なんですけど診断書ってもらえますか?」

おいおい、少なくとも今は学校行けるだろ。先週の具合がどれだけ悪かったかは知る由もないが、今から学校にいけない理由はないだろ。勉強してないなら堂々と赤点とって追試を受ければいいのに。まぁ診療所の収入にはなるから一応書くが、世の中そんなんで通用してしまうもんなのかね。


18時ちょうどで終わる。終わったと思ったらまたまた話の面白くないMRが来たそうだ。もちろんお断りしてさっさと帰る。


今日は神奈川泊だ。晩飯を食ってから帰る。



この辺のマンションに後輩が住んでいるが、最近会ってないな。



晩飯は巨大ハンバーガー。食った分程度はジョギングで消費しないと。






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金曜日の午前中はいつもの通り施設の回診だ。

この暑い中、施設の診療でいいことといえばクーラーが効いていることだ。今日は朝っぱらからすでに30度もあって、たかが50メートルの施設まで歩くのもおっくうだ。まぁ個室だから部屋によってはクソ暑い部屋もあるが、全体的に涼しいからあんまり苦にならずに動ける。

そして、一時期のみんな具合が悪いというような時期は過ぎたのか、大きな訴えなく回診も順調に進む。10時から始まって13時近くなるのを想定しているが、今日は珍しく12時前に終わった。最近にしては驚異的だ。

こういうときはゆっくり昼飯を食いに行く。

車で走り出すと、車の外気温計は35度になっている。クソ暑いがゆえにあんまりクーラーも効かない。それほど食欲はないから、蕎麦かラーメンか・・・と考えていた。なんだか有名なラーメン屋に行ってみようかと思ったが、12:30にもかかわらず終了となっていたから、近くの別の店に入る。

あまりの暑さに冷やし中華か冷たいラーメン・・・と考えていたのだが、店内がかなり涼しかったので熱いラーメンを頼む気になった。



あっさりして旨い。


店内では涼しく熱いラーメンを食べたが、食い終わって外に出るとまたまた灼熱地獄だ。



この曇天で35度とは呆れる。


午後の診療は自宅の人ばかりだ。みんないい人ばかりなのだが、大いなる懸念として、クーラーはついていない家が多いだろう。

一件目から的中。患者は37度台の発熱があると連絡があったが、それは室温なんじゃないか?血圧を測っているだけでも汗だくになる。OS1を頑張て2本飲ませているというが、それでも足りないだろう。尿路感染症で点滴する。それにしても部屋は暑い。


その後はそこそこクーラーがついている家だったが、最後の家は、患者の部屋だけ暑い。本人の希望なのだろうか、2-3分でもこちらは汗だくだ。腎不全だから、そんなに暑い部屋じゃないほうがいいと思うのだが、高齢者の暑い寒いは本人の感覚だからどうにもコントロールが難しい。


帰りはトイレがてらスーパーによってこんなものを買ってしまった。



いやぁ、たいして腹も減っていないのにお茶をがぶがぶ飲み、アイスを食っているんじゃ腹がパンパンになるのも仕方ないだろう。




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昨日は酔っ払ったままその辺で転がって寝てしまったのだが、朝はちょっと頭痛がするぐらいで7時ぐらいに起きた。

木曜日は9時の朝礼に行くようにしているのだが、まぁ今日はいいや。ゆっくり朝飯を食って、朝風呂に入って10時ギリギリに出勤する。

着いたらすぐ診療に出かけるのだが、最近の恒例として今週はこんな酷いことがあったとか患者からクレームがあったとか対応が酷くて患者がかわいそうだったとか・・・そんな話ばっかりだ。呆れるようなことも多々あるが、今週は非常勤のドクターとの連絡が取れてなくて、当日になって連絡していないことが判明したなどというとんでもないことがあったそうだ。

ちょうど僕が東京に行っている日だから対応のしようがないのだが、そんな下らないコトで診療中止にされた患者の身にもなってみろといいたい。まぁそもそも、僕が東京で下らない外来をやっていなければ非常勤のドクターは頼まなくていいはずだ。


もうスタッフは口を開けば愚痴・・・というか当然の報告だがロクな報告がない。組織として全く恥ずかしい限りだ。

そして、一件目にいった患者も、なぜか家にいない。当直者の報告だと、昨晩具合が悪くて連絡があったようだが、木曜日が定期診療だから朝まで待つと言っていたようなのだが。家の中を見るとどう見ても救急搬送した感じだ。紹介元の病院に連絡すると、やはりその電話を切った直後に救急車を呼んだようだ。

誰が悪いのかと言い出したって意味がないのだろうが、当直者がウダウダしているから救急車を呼んじゃったのかも知れないし、どっちにしろ自宅看取りといって紹介してきた病院も、具合悪くなって当然の患者が夜中に救急搬送されてくるのだからたまったもんじゃないだろう。


たったの3件みただけで午前中はひたすら疲れる。



昼飯はまたしてもラーメンだ。この暑い中、熱いラーメンを食べる気にはならないのだが、冷たいラーメンを頼んでもこの辛さだと汗だくだ。


午後はなんとか落ち着いて施設の回診。まぁ落ち着いた回診をやっていても、ほんと最近の不祥事つづきを考えてイライラしてしょうがない。それでもありがたいといってくれる患者がいるから存在価値はあるんだろうが。


ちょっと早めだが、スイカの季節だ。



馬鹿でかい。包丁の1.2倍ぐらいある。まぁさくらんぼ以上に、この地域の人はスイカをもらってもほとんど食べない。これからいくつももらうんだろうな。

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病院に泊まって朝9時からの外来というのは朝が本当に楽だ。

だが、結局はダラダラしてギリギリまでゴロゴロしているので、アタフタすることになる。昨日の夜は風呂に入って寝ようかどうか迷ったあげく、朝風呂にすればいいやと思って寝た。

まぁ時間的には朝飯を食って風呂に入って、普通に外来に間に合う時間なのだが、風呂上がりで外来のブースに行くと、すさまじい暑さであっという間に汗だくになる。身体が火照っている時に働くもんじゃない。


先週は火曜日に75人、水曜日に41人とすさまじい大混雑だった。それに比べると今日は遙かに楽だ。午前中は35人で終了。12:30で終わったから、十分に昼休みがとれる。


気分はどこかで外食したいのだが、さすがに昨日は昼も夜もラーメンを食ってしまったのでちょっとは節制する必要があるだろう。



買い置きしてあるキューピーのお粥は、ミネストローネと書いてあった。そろそろなくなりそうだからまた買わねば。

昼飯を食ってもまだまだ時間がある。月曜日の昼と違って、火曜日の昼はなるべくダラダラしたい気分だ。


13:50ぐらいになったら外来に呼ばれた。10人ぐらい午後の患者が来ていた。

まぁ午前中と違って午後はダラダラと患者が来る。みんな終わったなぁと思うとまた一人という感じだから、これまた間延びしてちょっと厄介だ。だが、入院中の患者を診る時間もあったし、十分働いただろう。

もう45人診た。4週目は夕診はやならいことにしているので、16時で終了だ。だが、15:30で受け付けは終了だ。すでに15:45を過ぎているので当直室に戻って荷物をまとめて着替える。


今日は帰ってからとくに用事はないから、気分的にゆったり帰れる。18時ちょっと過ぎに診療所に寄っていく。

すると、リハビリのスタッフから

「この新患さん、どのくらいリハビリやりましょうか?」と。

名前は聞いたことない。肺癌のターミナルらしく、脊椎転移でかなり痛がっているとのこと。でも、そんな患者は聞いたことがないぞ。7月の初めに紹介状が来ていて、もう4-5回診療にいっているようだ。麻薬もいくつか処方されている。

だが、紹介状を読んだ記憶はなく、僕は返事も記載していない。そして、こないだ文句を言ったばかりだが、病院からの紹介にもかかわらず画像データをもらってきていないのだ。

「俺、この患者、全く知らないけど」

単に歳を取って通院困難になった元気な高齢者の新患ならまだしも、肺癌のターミナルで麻薬も処方されている患者が入ったのを僕に報告しないってどういう組織なんだか。血液検査もしていないし、画像データもないし、誰がどういう方針でこの診療はされているんだか。麻薬は全て僕の名前で処方されている。

もう怒ったってしょうがないことは解ってきた。だが、こんないい加減な診療していて、どこの患者が喜ぶんだか。どこの医者が安心して紹介してくるんだか。

僕がイラッときたところで、リハビリのスタッフはとんだとばっちりを受けたことになる。だが、そのスタッフが聞いてくれなかったら、その患者はなんの方針も立たないままテキトーに麻薬を処方されて家で痛がっていることになる。

ごくごく一般的な肺癌の脊椎転移について伝えて、なるべく起こして座位ぐらいはとれるように頑張ってもらうようにした。

だれが責任とるんだか。



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2週ぶりの忌々しい外来だ。

こんな仕事のために、4時過ぎに起きて1時間半もかけて車で空港まで行く。まぁ、前日入りじゃなくなっただけマシなのだが。

今日はいつもと違うルートで、北側の一般道を通って空港まで行ってみる。距離はこちらの方が20kmぐらい短い。こないだ、夜にこの道を通って帰ってきた時は、古いナビの車だったからさんざん道を間違って帰ってきたにもかかわらず1時間半ちょうどぐらいだった。今日はさらに早かった。なにも危ない思いをして月山を通らなくても、一般道で来た方が早いなんて。

飛行機の中では爆睡。珍しく1回も起きなかった。

今日の夜は病院泊なのでスーツケースはもってきたが、考えてみれば車の中において空港に置きっぱなしでも何の問題もないことに気付き、飛行機にはカバンとノートパソコンだけ持って乗る。なので、飛行機を降りてからの移動もスムーズで、タクシーなんぞ乗らなくても9時に間に合った。

毎度まいど思うのだが、よくもまぁ雑多な外来に患者が来るもんだ。先週から痛がっているのにわざわざ月曜日を待って僕の外来に来るという人がいる。ナニも待ってもらわなくても、他の病院に行けばいいのに。

それでも午前中はまだマシだった。なんで毎月のように捻挫するんだろうとか、来るたんびに週末から腰が痛かったという人は、紙カルテだからキタナイ自分の字を読み返して、前回も同じことを書いていると苦笑してしまう。


午前中はぴったり12:30に終わった。昼飯・・・といいつつソッコーで外に出る。別にナニを食べるか決めているわけじゃないが、とりあえず外に出てウォーキング代わりに延々と歩きながら考える。

今日は、何となくラーメン続きでつけ麺の店に入ってしまった。



3年ぶりぐらいに入っただろうか。ヘドロのような魚介スープほどではないが、程よくドロドロだ。腹にもたれずに丁度いい。

午後の外来は15時からだが、メシを食ってからも延々と歩き続ける。走ったり筋トレをやったりする気力はないが、程よく汗ばんで多少は脂肪を燃焼するだろう。


午後の外来が始まるやいなや、聞き覚えのある大声が聞こえてきた。

ははは。僕がなぜここの外来に辟易するか、周りのスタッフも知ってくれればいい。恐らく1時間近くかかるだろう。とくに検査があるわけでもなく、処方があるわけでもなく、単に話しだけだと思われる。

両側人工関節と腰椎術後。もちろん僕がオペしたわけでもない。オペ前もオペ後も、ただひたすら相談だ。患者本人はセカンドオピニオン目的といっているが、そんな算定は出来るわけもなく、単なる再診料と加算だけだ。せいぜい1200円ぐらい。

僕が執拗な詰問に怯むことなく応酬している間に、訪問診療の患者と思われる人が車いすで運ばれてくるのが見えた。恐らく、家で転倒かなんかして、僕に診て欲しくて連れてきたんだろう。

だが、質問の一つ一つに答えていると、時にはまた話しを焚きつけてしまうことがあるようだ。あ、また燃えだしたかのようだ。

待ち合いでは他の患者の咳払いが聞こえ、運ばれてきた患者は痛い痛いと言っている。その連れてきた看護師と患者の家族は診察室から見えるところでずっとうろうろ中を覗いている。

大声の主の話が終わったのは50分も経過してからだった。

「この患者さんは先生しか対応できませんよね」などと言われたところで、そういう患者が何人もいれば外来を捌くのは滞り、僕は精も根も尽き果てるというのを、今日は他のスタッフもちょっとは理解しただろう。


運ばれてきた患者は、レントゲンを撮ると多発の圧迫骨折だった。カルテを見ると「多発関節炎」と書いてあって、延々とステロイドを飲んでいるようだ。詳細は知る由もなし。新鮮な圧迫骨折というよりは、筋膜性腰痛のようだった。1本注射をしたらニコニコしだした。


17:55に患者が来た時には2週間前のことを思い出してゾッとしたが、風邪薬が欲しいだけと言うことであっという間に終わった。今日は早く出られる。


20:15の飛行機だから、晩飯を食う時間があるわけでもなく、着いてからメシを食うか微妙な時間だ。だが、今日はなんとなく食欲がある。ラウンジでおにぎりを食うのではなく、庄内空港に着いてからどこかでメシを食おうと思う。

飛行機はいつもにもましてガラガラだった。




空港に着いたのが21時過ぎ。やっぱり今日は食欲がある。珍しく胃の調子がよいようだ。

食べログで探した一件目は臨時休業だったが、一ヶ月ぐらい前に入ったラーメン屋はこの時間にもやっていた。



前に入った時はほとんど印象に残らなかったが、今日は美味かった。カウンター席でビールを飲んでいるおっちゃんがかなり話しかけてきた。僕は一人で居酒屋とかに行くことはほとんどないから、あんまりこういうところでコミュニケーションをとることはない。

だが、「輪島や魁傑は俺の後輩だ」というのでちょっと話に乗ってしまった。どっかの大学の理事長の電話番号なども見せてくれた。まぁどこまで本当かわからないが、今は漁師だというそのおっちゃんは、175cmぐらいだろうか、歳の割にはいいガタイだった。

ラーメン食いながらだからあんまり長居する店ではないが、たまにはこういうのもいいか。





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今日はとくに何もない日だ。

午前中はいつもの通り施設の回診。今日は具合の悪い人は方向性の決まった人ばかりで、治療で悩むこともなくどんどん診察は進む。

まぁ、そうとは言え終わる時間はいつもよりほんの少し早く終わっただけで、12:30過ぎだ。


ゆっくり昼飯を食える程度の時間があったので、午後に行く方面で昼飯。

 

まぁつけ麺の老舗の系列の店だから、昔ながらのつけ麺だ。僕は醤油ベースの汁よりも魚介系のドロドロで何が溶けてるかわからないヘドロのような汁の方が好きなので、自分から入ることはあんまりない。

午後は7件の訪問だったが、元々の病態はともかくみんな落ち着いている人ばかりだ。そのうちの一人は、重篤な心不全で病院を退院する時に「1ヶ月もてばいい」と言われて退院したそうだが、家に帰ってきてからどんどん元気になって、先日のように前歯がないのを気にして入れ歯を作ったりしている。こういう家だと、訪問の時に明らかに歓迎される。


今日は17時に余裕で帰って来れた。下らない書類仕事をやっても19時前に帰れる。


そう言えば最近は、なにか旨いものを食べに出かけるというのがなくなった気がする。さっきのつけ麺じゃないが、日曜日は旨いラーメンを食いに出かけてみようかな。



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いやぁ、いまの精神状態だとほぼ限界かも知れない。

先週は火曜日に休んだから仕方ないものの、午前中外来とかいっておきながら70人も来た。

今日は9時に外来を始めた時点で45人。診察を終わらすたびに患者が増えていくというほどではなかったが、午前の外来が13時に終わった時点で53人診ていた。


いやぁ、朝からほんとに疲れる。昼飯は隣にあるレストランに食いにいこうかと思ったが、そんなことよりちょっとでも早く食って居眠りした方がマシだ。



医局に置いてあったカップラーメンで済ます。15分ほど昼寝する時間が出来た。14時から外来を始めたが、この時点で15人も並んでいる。あぁ午後はゆっくりできるなんていうのは期待しちゃいけないんだな。

今日のせめてもの救いは、みんな目的が明確だったこと。どうしよう・・・身体中が痛くて身体中を検査してくれ・・・なんとなくフラフラする・・・みたいな話しに時間がかかる人はいなかった。だが、今日の僕の注射の調子が悪いこと悪いコト。いつも関節液が逆流してくるのを確認して注射するのだが、今日は逆流してこないのが3割ぐらいあったんじゃないか?


18時までで75人。いやぁ、開業医だと1日に100人診るとかいう人もいるだろうが、僕にはとてもとてもムリだろうな。

なんか、全てに限界を感じてきた。




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いやぁ・・・

最近 全ての仕事を辞めてしまいたいと思うことがしばしばある。


多分ほかの人からは、文句も言わないでよく働くヤツだと思われているんだろう。

しかし最近は文句を通り過ぎて、しょうがないと思うしかないという状態も通り過ぎて、ある日突然やめてしまえば、僕の不満にようやく気付くんじゃないかとか頻繁に思うようになった。


昨日は自分の診療所の「集団的個別指導」だったから僻地病院は休んだ。だが、休んだツケだというのか。それとも僕が来なかったから困った患者がみんな今日来たということなのか。

8:30から外来を始めたが、もう診れども診れども進みゃあしない。診察が終わったたら、電カルの「終了」ボタンを押すのだが、減るどころかどんどん増えていく。

10:30の時点で40人以上残っている。

水曜日のいままでの記録は37人だ。この時点で既に余裕でこえている。

それにしてもなんでこういう時って普段僕の外来に来ていない患者がたくさん来るのだろうか。マーフィーの法則なんて古いネタかも知れないが、全ての現象がイヤミな方へと進んでいる気がする。

最近全然診ていない患者から、「こないだの注射は効かなかった」とか言われても、どこが痛くてなんの注射をしたのかというところから話をしなきゃならない。別にその患者が悪いわけじゃないだろうが、こういう話しで無駄に時間がかかって、いつも来ている患者がかわいそうだと思ってしまうのは僕だけだろうか。

11:30になんて終わるわけがない。ただ、せめて13時には終わるんじゃないか。

外来についてくれているナースも、交代で昼休みに行けと言われたようだが、別のナースがついたら、さらによけいな時間がかかってしまうからと、僕の外来が終わるまで休憩に行かないで付き合ってくれると。

いやぁ、イライラしないように常日頃から心がけてはいるが、さすがに今日はムリだ。飛行機に乗らなくていいからなどと言っていたら、毎週夕方まで働くハメになるのは目に見えている。

「じんましんが・・・」   
「整形じゃないことは内科で相談して」

「足のむくみが・・・」
「整形的には全くむくんでないから。痛くないなら心臓の検査やってもらって」

12:30の時点で25人残っていた。もう気が遠くなる。

結局、11:30までの外来なはずが13:30までかかって、半日勤務では過去最高の70人超えだ。いったいどうなっているんだと思う。


今日は水曜日だというのに帰ってから医師会の講演会に行かなきゃならない。だが、こんだけ疲労していると、またまた行く気にならない。帰りの道中もアホみたいに混んでいる。当たり前だ。いつもだったら13時に走っている道路を15時過ぎに走っているのだ。もうちょっと遅くなったら大渋滞にハマってもおかしくない。


帰ってきてから、虫だらけの車を水洗いする。あっという間に医師会に行く時間だ。

はぁ、お世話になっている医師会長が幹事の講演会だから、名前だけでも書きに行かねば。


行ってしまえば、そりゃ勉強にはなる。COPDの話だった。いまでは内科全般を見なきゃイケない仕事だが、不得意分野はいくらでもある。とくに呼吸器は、あのカタツムリみたいな吸入薬の使い方はほとんど理解していない。勉強するいい機会だ。

終わってから何人か話をしたいドクターが来ていたのだが、懇親会には目もくれずさっさと帰る。



もういいや。

なんだか本当に疲れてきた。








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月曜日の当日入りも3回目で、ほぼこれで大丈夫だなと思う。ムダに前日入りしなくていいと思うと気が楽だ。もちろん、冬になったら朝の庄内空港までの道のりが果たして通れるかどうかが疑問だが。

今日は飛行機が5分ぐらい早く着いたので、1本早い電車に乗ることがデキた。毎回こうだと、5000円もかけてタクシーなんぞ乗らなくても済む。まぁ今日は大きなスーツケースを持たないで来たから、京急蒲田からJRまでの歩きも楽だった。

まぁ急いで行ったところで、待ち合いはガラガラだった。どうなんだろう、僕の意欲のなさを感じてもらって患者が減っているのなら大歓迎なのだが。

だが、今日は整形外科の新患が数人。うーん、整形外科のクリニックなんて周囲にいくらでもあるのに、なんで週1回しかやっていない、医者が日替わりのなんだかよくわからない診療所を選んで来るのだろう。

若い女性で足の裏が痛いと。別の整形外科で足底筋膜炎といわれて、二度とパンプスを履くなと言われたそうだ。もともと僕は「足底腱膜」が正しいと思うのだが。診察してみたら、痛いのは拇趾だけ。どうみても長母指屈筋腱の圧痛だ。スポーツもしない、大して歩かないと言うから、足底腱膜炎の誘因は少ない。

ご本人は痛いことよりも、二度とパンプスを履けないと思うことが苦痛だと。どこに炎症が起きているか調べるのならMRIを撮る必要があるかも知れないが、所詮、足底腱膜炎なんぞ大して痛くないならシップでも貼って普通に生活するものだ。単にその説明が欲しかったようだ。まぁ開業の整形外科にしてみれば、足底腱膜炎なんて診てたってなんの儲けにもならないから、説明するだけ時間のムダという感じかも知れない。


昼飯は、惣菜を買って公園で食べようと思ったのだが、ベンチに座ったらハシが入っていないことに気付く。いやぁ、今日は晴れているのに、2週続けて同じことを繰り返している。外来のブースに戻る。



カツオのたたき、安いと思ったら端っこの方がまとめて入っているのだった。刺身部分はともかく、焦げが苦くてたまらない。


なんだか知らないが、午後になったら待ち合いが大混雑になる。

いつも思うことだが、僕が内科の患者を他のドクターに振ることはないが、内科のドクターは外科系は一切診ないそうだ。一方的に振られてくるだけ。以前は「専門じゃないから」と言いつつレントゲンぐらいは撮ってくれていたのだが。

もう17:50になって、先週末に「診れない」と言われて帰ったという患者が来た。別の日に、別のクリニックにいくらでも行けるはずなのだが、なんでわざわざここの診療所にこの時間に来るかという感じだ。

帰りが飛行機になってちょっとは余裕が出たが、新幹線だったらもう帰れない。

歩けないから病院に来なかったと言っているが、自分の身体、そんなんでいいんだろうか。足首の捻挫だそうだが、関節面の骨折だったら大して腫れないでなんとなく歩けちゃうこともある。さっさとレントゲン撮らないとひどいことになる可能性はじゅうぶんある。

そもそも、「整形外科は月曜日に来てください」と受付で説明しているらしい。外傷で数日間放置しているのなんて、責任もって治療なんぞ出来るものか。

レントゲンでは骨折はなさそうだったが、脛腓靱帯の損傷はありそうだ。内科で大学病院に通っていると言うから、検査してもらう方がよいと伝える。

いま気付いたが、遠位脛骨腓骨靱帯のことをDRUJ損傷と書いてしまった。急いでいて大ボケだ。


多少は急いだが、飛行機には間に合った。今日はラウンジでおにぎりを食べる時間もない。

庄内空港について、車に乗って走り始めると、なんとなんといつも山越えで通っている道路が工事で通行止めだと。いやぁとんでもない話だ。

近くのイオンでちょっと惣菜を買って車の中で食べる。



初めて北回りで帰ってきたが、一般道なのにいつもより早く帰って来れた。





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今日は僕が土曜日に山形で働くようになってから、最大の9件の往診が入っていた。往診というだけに、みんな具合が悪くて診ざるを得ない人達だ。

今日は雲が多くてスッキリしないものの、それほど暑くなく過ごしやすい天気だった。ドライブするには丁度いいぐらいだ。




最初から西の方へ30キロぐらい走る。先日夜中に呼ばれた家だ。今日もまだ具合は悪そうだ。さんざん痰を吸ってもいくらでも出てくる。

その次は北の方で末期癌の人だ。昨日は疼痛コントロールと言っていたが、朝方にせん妄で点滴ルートを引っこ抜いて血まみれのままお風呂に入っていて呼ばれたそうだ。点滴は入れ直してきたと聞いていたが、僕が着いた時もまたまた引っこ抜いて血まみれ。尿道カテーテルもどこかで切れていて、玄関でボーッと座っていた。

肝メタがあり、恐らく肝性脳症だろう。病態としてはざいたくでじゅうぶん診れるが、独居でこの状態でフラフラ歩けてしまうので、誰かしら見守りが必要だ。家のすぐ裏は最上川だから、川に落ちてもおかしくない。

いやぁ、病院から紹介されて自宅看取りで御願いしますということだったが、ここでまた病院へ送り返すというのはまったく忍びない。本人も家がいいと言って帰ってきたわけだから、なんとか出来ないものかと思うが。だが24時間付き添いを置くわけにもいかず、遠い親戚という人が手伝ってくれると言うが、それも限界があるだろう。

結局、病院へ送り返すこととなった。

いやぁ難しいな。これからどんどん動けなくなっていくから、今の時期を過ぎればじゅうぶん在宅で診ていける。だがその前にせん妄で事故が起きてしまったら、みんなが嫌な気分になるだろう。仕方ない選択か。

やり方としては、持続の点滴でがっつり鎮静をかけてフラフラ動けなくするという方法がある。しかし、うちの診療所はなんとなんとシリンジポンプを持っていない。ポンプがなくて緩和ケアをやるというのは、本当はムリがある。

先日の専門医試験の面接でも、ポンプ持っていませんと言ったら笑われた。緩和ケアを出来ると言っていながらその程度なんですね、と。


病院に電話したり救急車を呼んだりで、昼飯はまたしても遅くなってしまった。



久しぶりに行くそば屋だ。なんとなく店が不潔な感じがして足が遠のいていたが、今日はそんな感じがしなかった。

午後も末期の人やら血液疾患の人やらで、シビアな話しが多かった。まぁ18時には診療所に帰ってくることができた。

帰ってきてから気付いたが、今日は警察協力医の講習会というのがあるんだった。いやぁ、すっかり忘れていた。でも今日の患者の重症度から考えると、講習会どころじゃなかったと思う。





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いやぁ、自分がデキる医者だとか思うことはないが、あまりにも情けないことがあるとこの歳になっても落ち込む。


午前中はいつもの通り施設の回診だった。人数は多いがとくに問題なく進む。午後に大量の予定があったので、ちょっとでも早く終わるに超したことない。

だが、全く予期せずムンテラをしてくれという依頼。回診中に、なんで家族が来てるんだろうなと思ったら勝手にムンテラの予定が入っていた。まぁちょっと時間はかかるが問題なくそれも終わった気がする。

こういう忙しい日には、よりによって挿入が超困難な尿道カテーテルの患者が入っていた。ずいぶん前から訪問診療をしているので、どうして膀胱瘻にしないのか僕には把握できない。とにかく入りにくくて、以前は非常勤のドクターが入れて尿道損傷になったことがある。僕も去年の夏ぐらいからカテーテルの交換だけ行くようになって、ものすごく苦労している。

12月の時はそれが終わってから新幹線で忘年会に行く予定が入っていたのだが、行くのを諦めようかと思うほど手こずった。月に1回だから、ここ3-4回はスムーズに入っていたものの油断大敵だった。

本人はいつも訪問する30分ぐらい前に睡眠薬を飲んで準備している。薬を飲むタイミングで難易度が変わるのかも知れない。前立腺肥大でそんなこと関係あるのか。

いつものようにキシロカインゼリーをたっぷり使って入れ始める。しかし、一回目のタイミングでなんか変だなと思う。入れにくいは入れにくいが、別の通り道(偽尿道)があるわけじゃなかったのだが、今日はいっこうにまっすぐ進まない。

ヤバイなと思ったのは当たりだった。いくらやってもあらぬ方向に進んでしまい、入る感じが全くしない。1時間近く粘ったが、もうムリだなと思い別のドクターに手を変わってもらうことにした。いままではどんなに困難でも入らないことは一度もなかった。あまりにも情けない。

もともと僕を不審な目で見る家族だから、さらに不信感を煽っただろう。


その後はターミナルの患者の疼痛コントロールで北方面に行かなきゃならない。そこの患者は独居だから、薬を処方したところで本人が使えなきゃコントロールは全くデキない。ケアマネと近所の人とヘルパーで、加えてうちの訪問看護で毎日だれかが行くように調整する。ここでまた1時間だ。

途中のコンビニでトイレに入って、そこで昼飯も済ます。



本来だったら14時にいく家が、もう16時だった。そこからあと6件。この仕事、僕らがいくら遅くなっても構わないといっても、待っている患者はそうは行かない。そりゃあいくら訪問診療をありがたがっている家だって、予定の診察が19時過ぎに来たらいい加減にしろと思うだろう。


さっきの尿道カテーテル、結局は他のドクターがやって簡単に入ったそうだ。

万能じゃないからナンデモできるわけじゃないが、あまりにも情けない。






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まぁ毎日オペばかりやっていた生活に比べればはるかに仕事は楽なんだが。


昨日の当直とやらは、23時過ぎにショートステイに呼ばれることになる。

僕がいつも診ている100才の患者だ。家の状況もよくわかっている。この時期は果樹園で忙しいから毎年ショートステイで過ごしている。夕方頃に1回嘔吐があったと連絡があったようだが、往診はいらないとのことだった。で、23時過ぎに呼ばれる。

寝たきりでほとんど言葉も発しない人だが、ほとんど病気になることなく在宅患者の見本みたいな感じだ。だが、診察時は39度もある。

在宅医療は現場仕事なので、検査結果を待ってから治療を開始するのでは遅い。熱が出たらさっさと抗生剤と補液を始めて、採血を診療所まで持って帰って検査する。今回もそのパターンで解熱剤と抗生剤の点滴を始めようとしたら、

「ショートステイでは点滴の管理は出来ないのでやめてください」

施設のスタッフから頑なに点滴を拒まれる。まぁ話しはともかく、抗生剤はさっさと始めなきゃならないからとりあえずルートをとって抗生剤を全開で点滴する。

施設のスタッフが言うこともわかるが、入院するか自宅に帰るかどちらかにしてくださいと。ったく、100才の寝たきり患者の発熱を夜中に受けてくれる病院がこの辺にあるもんか。せめて朝まで点滴して、それから受診してくださいと言われるだろう。

嘔吐に下痢に発熱だから当然ながら脱水だ。じゃぁ500mlの点滴を1時間で落とすか。そんな議論をしている間に別のスタッフが家族を説得して自宅に帰れといっている。家族も熱心な人だから、ばぁちゃんの一番いいようにということで、自宅に帰って持続の点滴をすることになった。

施設のスタッフが送ってくれるとはいえ、夜中の2時に自宅に帰れとはすごい話しだ。僕らは深夜の往診で高い値段が取れるから喜ばなきゃいけないのかも知れないが、家に帰すんだったら夕方に嘔吐して時点で帰すべきだろう。

まぁ施設とも仲良くしてかなきゃならないから、喧嘩するわけにもいかないが、施設の立場を頑なに護なら、状況判断はさっさとやれと言いたい。


当直ー日勤ー当直の予定だったドクターが来ないわけだから、夜が明けてからも忙しいに決まっている。こりゃまた朝から18時まで出っぱなしのパターンか。

もう覚悟して午前中の仕事を始めたが、思いのほか、こないだの外国人の妻も穏やかで順調に診察は進んでいった。まぁ僕が診察に回る患者は、潰瘍の処置があったり尿道カテーテルが入りにくかったり、癌の末期だったりで現場でやることが多い。だが、処置だけに専念すればけっこう早く進むもんだなと思った。

昼飯はゆっくり食う時間があった。



金曜日に飲み会で行ったところに、ランチで行ってみる。肉そばというのが美味いと聞いていたが、やっぱり美味い。

そして、飲み会の時に大量に余ってしまって悔やんだものを頼む。



牛すじの煮込みが異様に美味い。胃にももたれないでいい昼飯だった。


午後は北と南を行ったり来たり。北に30キロいって4人の診療をして、戻ってきてから東に10キロ。順調に進んで、18時には戻って来れた。

18時に近くの施設の往診が5人ぐらいと家族へのムンテラがあった。まぁムンテラに遅刻しなくてよかった。ムンテラ中にまたしても往診の依頼があった。これまた発熱だ。またまた採血して診療所に戻ってきて21時。

今日はこれで打ち止めでゆっくり寝かしてくれ。
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東北の夏は虫がすさまじいとは聞いていたが、僻地に行くたんび車はこのザマだ。

 

フロント硝子は文字通りベトベト。 ナンバープレートなんておぞましいほどの死骸で覆われている。水かけたりスポンジでこすったりしてもなかなか取れないんだよな。


水曜日は8:30から外来が始まるのだが、ちょっと前に電カルを立ち上げるとすでに20人以上待っている。またしても知らない名前がたくさん並んでいる。今日もまた、どこかの病院に行っていて全然治らないからといって、知り合いに勧められて僕の外来に来たという人が何人もいた。

いやぁ、そんな名医じゃないから。あまりに期待されてもそれほどナニができるわけじゃなし。まぁオペしていてもしていなくても、歳だからしょうがないね、で済まされている人達だ。はっきり言って、腰が痛かろうが首が痛かろうが、筋肉痛なんて痛み止めをいくら飲んだところで効くわけがない。マッサージとストレッチね、といったところで誰もやらないだろう。

今日もまた12時までかかってしまった。飛行機で帰る日にこれだったら、途中でぶった切って帰ることになる。

重い。


帰りはラーメンを食べて帰ろうと思っていたのだが、そんな時間もないからコンビニでこんなもので済ます。




2時間かけて帰ってきて、今日は2ヶ月ぶりに髪を切りに行く。

いやぁ、もう10年も同じ人に髪を切ってもらっていたので、別の美容院に行くのは極めて勇気がいる。神奈川に帰るタイミングで髪を切りに行っていたら、いつ切れるかわかったもんじゃないからそろそろ新たなところで切ってもらうべきだろう。

もう根元を見ればすぐわかるが、ほとんど白髪だからと伝える。モールの中の綺麗な美容室だったので、いままで行っていたところよりかなり快適だった。無難に切って、無難に染めてくれたのでここに通うので安心だろう。


朝も昼もロクなものを食っていないので、美容室が終わって家に着いたらすぐ腹が減る。ガストで晩飯だ。




気分よく晩飯を食って、あとでジョギングでもしに行こうかなと思っているところへ、診療所から電話が入る。

「今日の当直の先生、来れないみたいです」

単なる連絡ミスだろう。何かリアクションする気にもならない。

まだ酒は飲んでいないので、代わりに当直することになる。まぁイヤだと言ったところで他に誰もいないだろう。






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山形-東京を日帰りというのは確かに疲れるが、月曜日は病院に泊まってしまえば火曜の朝は楽だ。ゆっくり8時近くまで寝ていられる。

とはいえ、9時前に外来の待ち合いに行ってみると、いつもにも増してとんでもない大混雑だ。あぁ、来週の火曜日はお休みにしたので、そのせいもあるかも知れない。いやぁ、なんとなく水曜日みたいな気分だから、半日働いたら帰りたくなるだろう。

外来で電カルを立ち上げてみると、すでに40人以上の待ち患者だった。はぁ、どんだけ膨れ上がっていくんだろう。

黙々と外来をこなす。月曜日の外来みたいに無下な態度をとる気分にはならないのが救いだ。何人か診察したところで、別のブースから来たナースが

「先生、今日は14時ぐらいの入室にしますね」

え。そうか、今日はばね指のオペを入れていたんだった。いやぁまいったな。


午前の外来が終わったのが12:30。45人診たが、思ったよりも早く終わった。14時にオペだったら、ゆっくり昼飯を食える。午後の外来は15時からということになっているらしい。

昼飯はこんなもので済ます。



空港近くのスーパーで買ってきた豆腐だ。なんだかよくわからないが、豆腐だけで食べても旨かった。


ばね指のオペは苦戦してしまった。A1の腱鞘が引っかかっているだけじゃなく、もうちょっと近位までガチガチに固まっているから、けっこうガッツリ開けてしまった。


15時に外来に行くと、なんと20人近くも待っている。いやぁどうすりゃいいんだろう。先週オペをした患者の傷を見なきゃならないから、さっさと外来を終わらせて病棟に行きたいのだが。

一通り外来が終わったのは17時だった。さっきオペ中に、あとで消毒に行くからと研修医に伝えたつもりだ。

僕がいない間は毎日の消毒をやってもらわなければならないので、一緒に傷を見た方がいいだろう。だが、研修医のピッチにかけてみると、出る気配がない。病棟のナースがもう一度かけてくれたら、医局の秘書が出た。

「さっき帰られたみたいですよ」

え。時計は17時ちょっと過ぎだ。ここの病院の定時って18時じゃなかったっけ?

「先生、最近は働き方改革で、研修医も5時ピタで帰るんですよ」

笑いながら病棟のナースが言う。僕が研修医の時から病棟の主任だった人だ。

いやぁ、帰るにしたって、ひとこと消毒はどうしますか?とか聞いていくべきだと思うのに。そんなことを研修医に期待するなと言うのか。

そのナースと二人で消毒をやる。



土曜日までは執刀した後期研修医がいたが、日曜も月曜も傷は誰も見ていないらしい。開けてみると、腫れて水ぶくれになっている。まぁこのオペならありきたりのことだが、ほおっておいたら傷が治らなくなるかも知れない。


まぁ帰っちゃった研修医が悪いわけじゃないのかも知れない。5時ピタで帰らないと指導医が怒られるとか、仕事が終わってなくても帰れということになるらしい。

だが、電カルの表示を見ても指導医の名義でカルテを書いている。(研修医)とついているだけだ。ここまでやると、単に責任感がなくなるだけじゃないか?何かヘマをやっても全て指導医の責任。だったら指導医だってなにもやらせない方が楽だ。

なんの改革だか知らないが、責任感のない医者を作り上げて、迷惑を被るのは誰なんだろう。




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プロフィール
ニックネーム:
Jay
性別:
男性
職業:
医者
自己紹介:
脱サラ医者

経歴:
東京大学農学部
製薬会社安全性研究所
医学部学士編入

現在:
在宅医、整形外科医
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