整形外科学会

今年も整形外科学会に来ることができた。



学会というと日本全国あちこち旅行できるイメージがあったが、整形外科学会みたいな大きな学会は、会場の問題で四大都市でしかやらないことになったらしい。

僕にとっては３年前に主幹大学だったから、あんまり物珍しくない。

相変わらずのスタンプラリーだ。特に今回は、聞きたいと思う内容があんまりないから、スタンプ対象の講義以外はうろうろとダベることになる。

まぁ医局を辞めてあんまりだれかに会いたくないのだが、仲のいいやつに会うと同窓会気分になる。気づいてみたら、６年前にいたクソ病院の元同僚達で、６人も集まっていた。僕以外はみんなまだ医局に残っているやつらだ。

去年教授が代わったので、大量の医局員が辞めている。僕はその一足先に辞めたからまだ辞めやすかったが、３月いっぱいで辞めた人たちはさぞ嫌味をたくさん言われたことだろう。

まぁ僕はスタンプラリーに専念するつもりだから、敢えてそんな医局の状況を詮索するつもりはない。ただ、タカが、体制が変わるというだけのことで、すごくオペが上手かったり、病院の中でめちゃくちゃ信頼されていたり、これからバリバリオペをやっていきそうだったり、そういうドクターたちが、医局の中で居場所が狭まっているというだけの理由で辞めていくのだ。

本当に損失だと思うのだが。



遙か彼方にベイブリッジが見える。３月まではしょっちゅう通っていたのだが、今後は遠くから眺めるだけになるのかも知れない。



欲しいスタンプをもらったら、あとは自由時間だ。夕方から、同時期に医局を辞めた後輩と飯を食いに行くことになっている。



久しぶりのタイ料理だ。

もう一人、３月いっぱいで辞めた仲のいい後輩も加わる。話といえば大学時代のグチでいまだに盛り上がる。

医局を辞めて本当に良かったと思うが、大変な時期を一緒に過ごした仲間は、やっぱり貴重なもんだと思う。


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