ついにこの日が来た。正真正銘、最後の日だ.
あっさり片付け終わった机の上は、痛快だ.
もちろん今日は全く働く気がない.午前中の消毒当番が終わったらもうピッチは持たない.外に出て昼飯を食いに行く.
いつもいくタイ料理屋の近くにインド料理屋ができていた.さすがに2日連続でタイ料理に行くのはちょっと気が引けて、初めて行くこのインド料理にしてみた.
17時からカンファレンスをやるというので、いったん病院に戻らねばならないが、しばらく外でブラブラできる.
心機一転でスーツを買いたいなと思ったのだが、さすがにそこまでの時間はなかった.
17時から、形だけのカンファレンスをやったら送別会だ.
いやぁ、3月31日に送別会をやるなんていまだかつてあり得なかった.だが、早めに送別会をやってもらっちゃうと、最終日にまたしても「お世話になりました」と言って挨拶をして回らねばならない.今回はそういう意味で楽だ.
会場に行ってみると、いやぁ、満員電車よりもごった返してるんじゃないかという状態だ.学生の飲み会じゃあるまいし、とんでもない状況.こういう集まりでもなきゃ、こういう店に自分で入ることはあり得ないな.
文字通り、いま解凍しましたという感じ.まぁいいや.
毎回、送別会で送られる側になると寂しい気分になる.だが、今回は全くそういう気分ではなくすがすがしい感じだ.
1年間で執刀したオペ件数は9件.前年度の250件から比べると30分の1ぐらいだ.医局生活最後の年は、失意のまま終了した.
僕にとっては、1年が終わったというよりは医者になってからの10年間が終わった本当の一区切りだ.明日から、今までとは全く違うはずの生活が始まる.
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