病院に泊まって朝9時からの外来というのは朝が本当に楽だ。
だが、結局はダラダラしてギリギリまでゴロゴロしているので、アタフタすることになる。昨日の夜は風呂に入って寝ようかどうか迷ったあげく、朝風呂にすればいいやと思って寝た。
まぁ時間的には朝飯を食って風呂に入って、普通に外来に間に合う時間なのだが、風呂上がりで外来のブースに行くと、すさまじい暑さであっという間に汗だくになる。身体が火照っている時に働くもんじゃない。
先週は火曜日に75人、水曜日に41人とすさまじい大混雑だった。それに比べると今日は遙かに楽だ。午前中は35人で終了。12:30で終わったから、十分に昼休みがとれる。
気分はどこかで外食したいのだが、さすがに昨日は昼も夜もラーメンを食ってしまったのでちょっとは節制する必要があるだろう。
買い置きしてあるキューピーのお粥は、ミネストローネと書いてあった。そろそろなくなりそうだからまた買わねば。
昼飯を食ってもまだまだ時間がある。月曜日の昼と違って、火曜日の昼はなるべくダラダラしたい気分だ。
13:50ぐらいになったら外来に呼ばれた。10人ぐらい午後の患者が来ていた。
まぁ午前中と違って午後はダラダラと患者が来る。みんな終わったなぁと思うとまた一人という感じだから、これまた間延びしてちょっと厄介だ。だが、入院中の患者を診る時間もあったし、十分働いただろう。
もう45人診た。4週目は夕診はやならいことにしているので、16時で終了だ。だが、15:30で受け付けは終了だ。すでに15:45を過ぎているので当直室に戻って荷物をまとめて着替える。
今日は帰ってからとくに用事はないから、気分的にゆったり帰れる。18時ちょっと過ぎに診療所に寄っていく。
すると、リハビリのスタッフから
「この新患さん、どのくらいリハビリやりましょうか?」と。
名前は聞いたことない。肺癌のターミナルらしく、脊椎転移でかなり痛がっているとのこと。でも、そんな患者は聞いたことがないぞ。7月の初めに紹介状が来ていて、もう4-5回診療にいっているようだ。麻薬もいくつか処方されている。
だが、紹介状を読んだ記憶はなく、僕は返事も記載していない。そして、こないだ文句を言ったばかりだが、病院からの紹介にもかかわらず画像データをもらってきていないのだ。
「俺、この患者、全く知らないけど」
単に歳を取って通院困難になった元気な高齢者の新患ならまだしも、肺癌のターミナルで麻薬も処方されている患者が入ったのを僕に報告しないってどういう組織なんだか。血液検査もしていないし、画像データもないし、誰がどういう方針でこの診療はされているんだか。麻薬は全て僕の名前で処方されている。
もう怒ったってしょうがないことは解ってきた。だが、こんないい加減な診療していて、どこの患者が喜ぶんだか。どこの医者が安心して紹介してくるんだか。
僕がイラッときたところで、リハビリのスタッフはとんだとばっちりを受けたことになる。だが、そのスタッフが聞いてくれなかったら、その患者はなんの方針も立たないままテキトーに麻薬を処方されて家で痛がっていることになる。
ごくごく一般的な肺癌の脊椎転移について伝えて、なるべく起こして座位ぐらいはとれるように頑張ってもらうようにした。
だれが責任とるんだか。
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